おいぃ!!!そこのあんたぁ!!行く道ぃ間違っちゃぁございやせんかぁあ!! 

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お邪魔者 
洞窟の奥には、金が眠っている。 
さあ、みんなで力を合わせて掘り進もう! 
道をつなげ! 
金塊を目指せ! 
……と、言いたいところですが。 
この中に一人、いや、場合によっては複数人。 
金を掘る気などさらさらない輩が混じっています。 
その名も―― 
お邪魔者。 
今回は、そんな「みんなで協力しているようで、実は誰かが邪魔している」という、疑心暗鬼製造ゲーム。 
**「お邪魔者」**でございます。 
どんなゲーム? 
「お邪魔者」は、プレイヤーが金鉱掘りお邪魔者に分かれて遊ぶカードゲームです。 
金鉱掘りの目的はただひとつ。 
スタート地点から金塊まで、道をつなげること。 
一方のお邪魔者は、 
「そんなことさせるかい!!」 
と、こっそり金鉱掘りの仕事を邪魔します。 
しかし、自分が誰なのかは秘密。 
つまりゲームが始まった瞬間から、 
「こいつ……怪しくないか?」 
という疑いの目が飛び交うことになります。そして…。 
人数によってお邪魔者の数が変わる 
「お邪魔者」は、遊ぶ人数によってお邪魔者の人数も変わります。 
3~4人なら、お邪魔者は1人。 
5~6人なら、お邪魔者は2人。 
7~9人なら、お邪魔者は3人。 
そして10人で遊ぶと、お邪魔者は4人。 
ただし、ここがちょっと面白いところ。 
役割カードは人数分ぴったりではなく、お邪魔者と金鉱掘りのカードを合わせて、人数より1枚多く用意します。 

こちらが「お邪魔者」。したたかなドワーフ。よくみるととんがり帽子から耳を出している。帽子のずり落ちを気にしているなら耳たぶまで出さなければ用を成していないだろう。せっかちな性格がうかがえます。が、足元には採掘中にも関わらず学生のようなローファーを履く、若見せトレンディーな一面も。

こちらは「金鉱堀り」。おなじくドワーフ。お邪魔者に負けず劣らずの強欲な顔つき。帽子の上に蠟燭をそのまま括り付け採掘に勤しむ、向こう見ずな働き者。採掘者にしては指先がキレイな所から、毎晩の指先ブラシケアを怠らない清潔な一面も。足元はこちらも金具をあしらったローファー、靴下は赤ピンクの縞々模様。金を掘り当て成金へのはやる気持ちがここに表れていますね。

その中から人数分を配るので、誰がお邪魔者なのかはもちろん、「そもそもお邪魔者が何人いるのか」まで完全には分からない。 
5人で遊ぶなら、お邪魔者は最大2人。 
「お邪魔者は2人いるぞ!」 
……と思っていても、本当に2人いるとは限らない。 
これがまた疑心暗鬼を加速させる。 
「あいつ怪しい。でも、お邪魔者はもう2人出てるんだよな……」 
この読み合いが、たまらんのです。 
 
ゲームの準備 
まず、プレイヤー全員に役割カードを配ります。 
自分のカードだけを確認して、役割を秘密にします。 
ここで、 
「私は金鉱掘りです!」 
と叫びたくなるところですが、当然そんなことをしてはいけません。 
むしろ怪しい。 
何も言わないのも怪しい。 
しゃべりすぎても怪しい。 
何をしても怪しい。 
これぞ「お邪魔者」。 
そして場にはスタート地点となるカードを置き、そこから金塊カードを目指して道を伸ばしていきます。 
ゲーム開始! 
自分の番が来たら、手札からカードを1枚出します。 
基本となるのは道カード。 
道カードをつなげて、どんどん洞窟を奥へと掘り進めていきます。 
「おお!この道なら金塊へ行けそう!」 
「じゃあ次、ここにつなげよう!」 
みんなで協力して道を伸ばしていく。 
……はずなのですが。 
ここで、お邪魔者の出番です。 
お邪魔者は、露骨に「俺は邪魔者です!」という顔をする必要はありません。 
むしろ、 
「いやいや、俺も金を掘りたいんですよ」 
という顔をしながら、微妙に変な道を置いてみたりする。 
金鉱掘りからすれば、 
「……ん?」 
となります。 
そして始まる。 
疑心暗鬼タイム。 
道具を壊すこともできる! 
「お邪魔者」は、ただ変な道を置くだけではありません。 
相手の道具を壊すことができるカードもあります。 
ツルハシ。 
ランタン。 
トロッコ。 
これらが壊れてしまうと、道カードを出すことができなくなってしまいます。 
つまり、 
「さあ、みんなで金を掘ろう!」 
と言っていた仲間の道具を、 
バキィッ!! 
と壊すことができるわけです。 
当然、壊された側は怒ります。 
「誰だ!!」 
「俺じゃない!」 
「じゃあ誰だ!」 
「……。」 
この沈黙。 
怪しい。 
非常に怪しい。 
しかし、本当に金鉱掘りなのかもしれない。 
こうしてプレイヤー同士の疑いが深まっていきます。 
修理することもできる 
もちろん、壊されたままではありません。 
手番で道カードは出せなくなりますが、カードを捨てたり他のカードを使ったりはできるので、完全に何もできなくなるわけではありません。 修理カードを使えば、壊れた道具を直すことができます。 
すると今度は、 
「この人、修理してくれたぞ!」 
「やっぱり金鉱掘りなんじゃないか?」 
という信頼が生まれます。 
……が。 
本当に信用していいのか? 
それすら分からない。 
もしかしたら、 
「信用させてから裏切る」 
という恐ろしい作戦かもしれません。 
もう何も信じられません。 
金塊を見つけたら勝利! 
金鉱掘り側は、道をつないで金塊のカードまで到達できれば勝利。 
「金だーーー!!」 
となります。 
一方、最後まで金塊にたどり着けなければ、お邪魔者の勝利。 
「いやー、残念でしたねぇ」 
などと、お邪魔者が涼しい顔をしていることでしょう。 
お前か。 
このゲームの面白さ 
「お邪魔者」の面白いところは、ルールそのものが非常に分かりやすいところです。 
道をつなげる。 
金塊を目指す。 
邪魔する人がいる。 
これだけ聞けば、だいたい分かります。 
しかし実際に遊んでみると、 
「誰を信用するのか」 
という部分が一気にゲームを面白くしてくれます。 
特に人数が増えるほど、 
「こいつ怪しい」 
「いや、あいつのほうが怪しい」 
「待て、俺は本当に金鉱掘りだ!」 
と、場がどんどん騒がしくなっていきます。 
そしてお邪魔者側も、 
「どこまで邪魔すればバレないか」 
という絶妙なさじ加減が必要。 
あまりにも露骨に邪魔すると、 
「お前だろ!!」 
と即座に疑われます。 
かといって何もしなければ、普通に金塊を掘り当てられてしまう。 
悪事にも技術が必要なのです。 
子どもと遊んでも面白い 
ルールが比較的シンプルなので、家族で遊ぶのにも向いています。 
ただし、子どもが相手だと、 
「お父さん、お邪魔者じゃないよ」 
「ほんと?」 
「ほんとだよ」 
「じゃあなんでその道そこに置いたの?」 
「……。」 
みたいなことが起こる可能性があります。 
そして親としては、 
「お前……成長したな……」 
と、妙な感動を覚えるかもしれません。
親族が集まったときなど、子供二人に、爺、婆を加えて、多人数で遊ぶことがあります。 
これがまあ、騒がしい。 
子供同士で道具破壊カードを出しては、 
「やったな!!」 
「お前も壊してやる!!」 
と、もはや金鉱そっちのけの潰し合い。 
そこへ、爺場が参戦。 
「かわいそうだから直してあげよう」 
と、壊された道具をせっせと回復。 
すると今度は、 
「なんで直すの!!」 
と孫が猛烈な地団駄。 
いや、金鉱を掘るゲームですよ。 
なぜか採掘道がここまで荒れている。 
さらに恐ろしいのが、酒が入ってから。 
爺さん一手ごとにルールを忘れていきます。 
金鉱掘りであるはずのじいさんが、スタート地点へ向かって無言で道を逆開拓。 
「ん?」 
(なぜそっちへ?怪しい…が、五人のうちお邪魔者は最多で二人のはず…。お邪魔者はすでにカミングアウトし横暴の限りを尽くし破壊活動に勤しんでいるこの二人のはず。爺さんブラフなのか、はたまたお邪魔者二人のうちどちらかがハッタリかましているのか…。) 
我が心の内で深淵を覗くかのような疑心暗鬼。 
ラウンド終了すれば、やはり爺は金鉱堀。 
カードの赴くままに道を開く無目的の「飲酒者」の爆誕です。 
 
本人に悪意はありません。 
ただただ酒に飲まれルールを忘れています。 
しかし、周囲からすれば、 
「絶対こいつがお邪魔者だ!!」 
となる。 
こうして我が家では、正体隠匿ゲームであるはずの「お邪魔者」が、 
記憶力と家族愛と酒の強さを試されるゲームへと変貌します。 
子供 → 感情で破壊 
爺婆 → 孫を助ける 
中盤の子供→ 爺婆の介入に激怒** 
酒 → ルールを破壊 
じいさん → 道そのものを破壊

金鉱 → もはや誰も気にしていない

 
それでも最後にはみなで笑っている。 
これだから「お邪魔者」はやめられない。 
金塊を掘るゲームのはずなのに、掘り当てるのは家族の珍プレー。 
それもまた、このゲームの楽しみ方なのかもしれません。 
覚えるかもしれません。 
まとめ 
「お邪魔者」は、 
みんなで協力するゲームに見せかけて、実は誰かが裏切っている。 
そんなシンプルながら盛り上がるカードゲームです。 
ルールは難しくありません。 
でも、 
「誰を信じるか」 
という部分が入るだけで、ゲームの空気がガラッと変わります。 
道をつないでいるだけなのに、 
「その道、おかしくない?」 
「いや、これは正しい!」 
「じゃあなんでさっき俺のツルハシ壊した?」 
「それは……」 
となる。 
洞窟探検のはずが、いつの間にか犯人捜しになっている。 
それが「お邪魔者」。 
金塊を掘り当てるのは誰なのか。 
そして―― 
その道をこっそり曲げているヤツは、いったい誰なのか。 
次に遊ぶときは、ぜひ周りの顔をよく見てください。 
ニヤニヤしているヤツ。 
妙に黙っているヤツ。 
やたらと「俺は金鉱掘りだ」と主張するヤツ。 
……そいつ、 
お邪魔者かもしれませんぜ。 

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